星バブログ

好きなものに関する感想や思ったことを書くブログです。

ドリフェス!におけるファンについて

ドリフェス!を知ってそろそろ一年くらいになります。ドリフェス!について書いてみようかなと思いブログを作りました。

ドリフェス!は色々語りたいことが多いのですが、とりあえず思いついたところから書きたいと思います。ブログが続いた試しがないので続けられるかは微妙ですが……。

ドリフェス!とは

ドリフェス!とは何か?に関しては長くなるので公式サイトの世界観のURLだけ貼っておきます。

世界観|「ドリフェス!」 2.5次元アイドル応援プロジェクト公式サイト

ファンとして応援ができるところが良い

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ドリフェス!の好きなところでまず挙げたいのがファンの扱いです。

前提として、私は乙女ゲーム的なものにほとんど触れてきませんでした。特に恋愛対象がアイドルのコンテンツだと、主人公の女性キャラに感情移入が出来ずかなり困っていました。

こ、この人(アイドル)、繁華街でマネージャーとデートしてるぞ!うわキスまでしてるけど大丈夫か?週刊誌に載ったら結構ヤバくないか?と本気で思ってしまっていました。乙女ゲームが向いていない……。

そんな私がハマれたのがドリフェス!でした。

 

「アイドルと恋をする乙女ゲームではありません」――バンダイの女性向けプロジェクト『ドリフェス!』仕掛け人に直撃|ゲーム|ローチケHMVニュース

 

私がドリフェス!に初めて触れたのはアプリゲームでした。アプリはキャラの3Dモデルに好きな衣装を着せて、音ゲーで踊らせることが出来ます。

アプリ|「ドリフェス!」 2.5次元アイドル応援プロジェクト公式サイト

音ゲー=ライブに行く

まず、音ゲーです。音ゲー開始前にキャラに着せたい衣装を選びます。これは着せ替え用のカード(ドリカ)を使うのですが、普通に考えたらプロデューサーとしてアイドルを育成する一貫で着せてるのかな?と思うじゃないですか。でも違いました。

このドリカはなんと、ファンであるユーザーがアイドルに「飛ばす」ものだったのです。

アプリでは音ゲー開始前にチケットをもぎる演出が入ります。「本日はライブにお越しいただきありがとうございます」みたいなアナウンスも入ります。

へ、へえ〜私は今ライブに来ていたのか…そこでまず驚きました。そしてアイドルにドリカを飛ばします。飛ばすってなんだよという感じですが、とにかく飛ばします。

すると、なんと舞台上のアイドルが、自分が今飛ばしたドリカを受け取ってくれます。そして、ドリカに記載された衣装に着替えます。

飛ばすということはつまりアイドルに受け取ってもらうために飛ばしていたのです。

これって凄くないですか?!なんと推してるアイドルが自分が着てほしい衣装を着て踊ってくれるんです。素直にすげえ!と思いました。

ライブが終わったら帰ります。ライブ終了後のアナウンスもあります。

シナリオ=テレビ番組

そして音ゲーをやるとシナリオが開放されます。アプリの中でシナリオは「チャンネル」と呼ばれています。チャンネル???何???というのがまず第一印象でした。

そう、チャンネルなのです。ドリフェス!のシナリオはテレビ番組です。アイドルがやっているテレビ番組を見る、という設定なのです。つまり、ファンである私(プレイヤー)はテレビを見ることしかできません。

すごい、ドリフェス!はキャラとまったくコミュニケーションが取れないんだ!とシナリオを見て気づきました。

テレビ番組なのでロケ等していると一般の方も出てきますが、それはロケ現場にたまたまいた一般人で、私ではありません。

シナリオは大体「こんにちは!○○です!」的な挨拶から始まり、「また見てね!」で終わります。

キャラの本当の素の姿は見ることができない

番組には音楽番組・ドキュメンタリー・ロケバラエティーなど様々な種類があるのですが、そのなかにキャラの素の姿に密着する番組も存在します。

しかし、シナリオはあくまでもテレビ番組なので、いくら素に迫る……と言ってもキャラの本当の素の姿をみることが出来ません。

分かりやすいのが風間圭吾くんです。風間くんは「王子様キャラ」を徹底的に作っているキャラです(まとめると語弊ありまくりですが許してください)。

そのため素に密着といっても、王子様キャラで登場します。本当は彼はラーメン好きの普通の高校生なのですが、その要素はほとんど出てきません。たまに番組では隠し撮りしていて、そのときに素が出ちゃっていることはあります。ラーメン好きというのも、その隠し撮りで見えちゃったレベルの情報なので本当かどうか分かりません。

 これって非常に実際の芸能人とファンの関係性に近いなと思いました。

ファンである我々は芸能人を応援する際、表に出ている情報しか知りません。Twitterでいくら芸能人が「○○大好き!」と言っていても、イメージ作りのために嘘をついているかもしれません。

アイドルユニットメンバーのAさんとBさんが仲良しのように感じられても、実はめちゃくちゃ仲悪いかもしれません。しかし、その辺は確かめようがないことです。

素の姿が見えないということは寂しくもありますが、裏の事情を見なくていいということでもあります。私はそういった裏事情はあまり知りたくないというか、アイドルのキラキラした姿だけ見ていたいと思っているので、これは凄くいいところだなと思っています。

ファンに見せたくないことは彼ら自身の判断で見せないでくれるし、アイドルとしての彼らのみ見せてくれるので応援しやすくて嬉しいです。

キャラと話せないし恋愛もできない

上記の通り、ドリフェス!はキャラと話せません。一応ホーム画面で「おはよう、今日も1日がんばろう!」「おやすみ!」みたいなことは言ってくれますが、「おはよう、行ってきますのキスがしたいな」とか「寝る前に頭撫でてあげるね」などの乙女ゲーム的台詞は言ってくれません。なぜならユーザーは彼女ではなくファンだからです。

アニメでもファンはファン

アニメでも、いわゆる女主人公的な存在は出てきません。アニメは、彼らアイドルがユニット結成してデビューするまでのドキュメンタリーという位置づけです。ファンもモブとしては出てきますが、お話の本筋には全く絡んできません。

ただ応援するファンとしての描写はかなりしっかりしています。たまに映る客席のモブの表情まで「うわっ、ライブ見てるときこういう顔しちゃうよね〜」というリアリティがあったのには笑いました。

ファンはファンでしかない

色々書いた割にまったくまとまってないのですが、ドリフェス!においてファンはファンでしかないというのが大きなポイントだと思います。ファンだからアイドルとは恋愛できない、素の姿も見れない、プロデュースすることもできない、会話もできない。

でも、ファンだからこそ応援ができるんですよね。一緒に仕事や恋愛してたら応援って感じじゃなくなるし、「応援」するためにそういった直接の接触の要素を無くしたのは素晴らしいなと思います。

裏を返せばアイドルをプロデュースしたり恋愛したりの要素が無いため、そのあたりに親しんだ層は取り込めないかもしれません。でもそこで「じゃあ人気出すために恋愛要素追加しよう!」などとしないところがブレなくて好きです。

 

とにかく応援させるぞ!!!という強い意志を公式から感じます。1年位追ってて、アニメ化したり要素がいくら増えようとそこが変わらないので、非常に安心して応援することができます。こういうメディアミックス作品は段々人気が出てくるにつれ「あれ?こんな感じだったっけ?」となることが多いのですが、ドリフェス!は心配なさそうです。